2018年に日本と韓国の共同オーディション番組「PRODUCE 48」から生まれたガールズグループ「*IZONE(アイズワン)」。
K-POPとJ-POPの要素を融合させた日韓合同グループとして、限られた活動期間中に圧倒的な人気と影響力を誇りました。本記事では、結成背景やメンバー紹介、代表曲から活動ハイライトまで、最新情報をもとに詳しく解説します。

1-1. グループ結成の経緯と名前の由来

「PRODUCE 48」は韓国の「PRODUCE」シリーズと日本の「AKB48」システムの融合形式。本番組でグローバル視聴者投票により上位12名が選出され、2018年10月に正式デビューしました。
グループ名「IZ*ONE」は「I = 12」と「ZONE = 12人が集まる空間」の意味を持ち、「IZ」「ONE」で“私たちひとつ”を象徴しています。

1-2. 活動期間とグループの特徴

  • 活動期間:2018年10月〜2021年4月(約2年半)
  • 曲・振付・衣装に日本語と韓国語両方を取り入れた独自スタイル
  • ミリオンヒット曲多数、韓国音楽チャートで常連の実績を誇る

1-3. 日韓合同プロジェクトとしての意義

IZ*ONEはK‑POP市場とJ‑POP市場を結ぶ架け橋的存在。

  • 両国のファン層を獲得し、ツアーやファンクラブも多国展開
  • 両国語を使った楽曲・演出で国際的ファンにも配慮
  • 日韓文化交流への貢献や、グローバルプロジェクトの先駆けとして評価されています

メンバー名所属/ポジション特徴・その後の活動
宮脇咲良日本・HKT48/メインダンサーIZ*ONE後、LE SSERAFIMとして再デビュー
チャン・ウォニョン韓国・スター性担当現代の“バブリーセンター”、ソロ活動も
チョ・ユリ韓国・ビジュアル担当ソロ歌手・モデルとして活動継続
チェ・イェナ韓国・ラップ/メインダンサー女優・モデルとして幅広く活動中
アン・ユジン韓国・リードボーカルソロ歌手としてデビュー、女優活動も
矢吹奈子日本・HKT48出身日本で女優・モデル活動の拡大を継続
クォン・ウンビ韓国・リーダーソロ歌手としてカムバック、韓国音楽人気継続
カン・ヘウォン韓国・サブボーカル女優・バラエティ出演も着実に増加
本田仁美日本・HKT48/メインビジュアル日本ドラマへ出演するなど多方面で活躍
キム・チェウォン韓国・メインボーカルLE SSERAFIMとして活動中
キム・ミンジュ韓国・ダンサー女優への道へ、ドラマ主演実績あり
イ・チェヨン韓国・末っ子/ラップ担当IZ*ONE後、女優やソロ歌手として準備中

3-1. PRODUCE 48での選出プロセス

最終回は生放送でグローバル投票が実施され、2,300万票超の投票数の中から厳選された12人で構成されました。結成発表の瞬間は各国ファンが熱狂した歴史的名場面となりました。

3-2. 代表曲とヒット曲紹介

  • La Vie en Rose(デビュー曲/2018年10月)
  • 洗練されたメロディとMV演出が話題
  • 韓国・日本の音楽チャートで1位独占
  • Violeta(2019年2月)
  • 綺麗なサウンドと優雅な振付で支持拡大
  • FIESTA(2019年11月)
  • 華やかなサウンド&パフォーマンスで高評価

3-3. 活動中の主なエピソード・話題

  • 日本・韓国・アジアツアーすべてソールドアウト
  • “兼任”メンバーによるHKT48など日本活動との両立が話題
  • 韓国の音楽番組で連続1位達成、数々の音楽フェス出演実績

4-1. 期間限定活動の理由と解散発表

IZ*ONEは韓国と日本の合同オーディション番組『PRODUCE 48』から誕生した12人組ガールズグループで、活動期間はあらかじめ約2年6か月に設定されていました。

解散の主な理由:

  • 期間限定の契約が当初より決定済み
  • グループ活動による過密スケジュールと疲労
  • メンバーそれぞれの個人キャリア形成のため

2021年4月、公式に活動終了が発表され、ファンやメディアに惜しまれつつグループは解散しました。

4-2. ラストコンサートとファンへのメッセージ

解散前にはオンラインでの最後のコンサート「ONE, THE STORY」を開催。多くのファンがリアルタイムで視聴しました。

コンサートのハイライト:

  • 全メンバーがそろってのラストステージ
  • 代表曲やファン人気の高い楽曲を披露
  • メンバーが涙ながらに感謝のメッセージを送信

「WIZONE(ファン名)の応援が私たちの力でした。これからも私たちを見守っていてください。」—IZONE

5-1. 各メンバーの再デビュー・ソロ活動

メンバーはそれぞれの事務所に戻り、再デビュー・ソロ活動・俳優業など多様な分野で活躍を開始しています。

再デビュー・ソロ例:

メンバー名活動内容所属またはユニット
宮脇咲良LE SSERAFIMとして再デビューSOURCE MUSIC(HYBE傘下)
チャン・ウォニョンIVEメンバーとして活動STARSHIP Entertainment
イ・チェヨンソロ歌手デビュー(2022年)WM Entertainment
キム・ミンジュ女優として活動Urban Works → Management SOOPへ移籍
矢吹奈子HKT48復帰後、卒業し女優へ転向日本で芸能活動継続

5-2. 日本・韓国での活動と新たな挑戦

IZ*ONEメンバーは両国を拠点に、下記のように多彩な分野で活動を展開中です。

  • 音楽:再デビューグループ・ソロ活動
  • 演技:韓国ドラマ・日本の舞台出演
  • モデル業:ファッション誌やブランドモデル
  • MC・バラエティ:音楽番組やトーク番組での司会

韓日両国での活躍により、グローバルなファン層の支持を獲得し続けています。

5-3. 再結成の噂や今後の展望

IZ*ONEの再結成に関する噂は現在も根強く、SNSなどで度々話題になります。

ファンの希望:

  • 特別イベントでの一時的な再結成
  • コンサートや記念コラボの開催

ただし、各メンバーのスケジュールや所属事務所の関係から、正式な再結成の予定は現時点では未定です。

6-1. 日韓合同グループとしての影響

IZ*ONEは、K-POP史上初の本格的な日韓合同アイドルプロジェクトとして多くの意味で画期的な存在でした。

主な影響:

  • 韓国と日本のアイドル文化を融合
  • 両国のファンダムを同時に獲得
  • 多国籍グループの可能性を広げる先駆け

6-2. 後続オーディション番組やグループへの影響

『PRODUCE 48』とIZ*ONEの成功は、K-POP業界に次のような流れを生みました:

  • HYBEが手掛けるグローバルオーディションプロジェクトの加速
  • 多国籍グループ(例:ENHYPEN、LE SSERAFIM)の増加
  • オーディション番組のグローバル展開(例:BOYS PLANETなど)

IZ*ONEの存在が、K-POPの世界戦略における重要な布石となったことは間違いありません。

IZ*ONEは短期間の活動にも関わらず、高い完成度とメンバー個々の魅力で圧倒的な存在感を示しました。

愛される理由:

  • 完成されたビジュアルとダンスパフォーマンス
  • 日韓をつなぐグローバルな魅力
  • メンバーの成長ストーリーに共感
  • ファンとの深い絆

今もなお、楽曲はストリーミングされ続け、メンバーの活躍は日々メディアで取り上げられています。
IZ*ONEは「伝説」としてK-POPに確かな足跡を残したグループです。