目次

1. PRODUCE 101 JAPAN SEASON 1とは?番組の概要と注目ポイント

1-1. 放送時期・番組フォーマットについて

『PRODUCE 101 JAPAN SEASON1』(通称「日プ1」)は、2019年に放送された日本初の本格サバイバルオーディション番組です。韓国発の人気シリーズ『PRODUCE 101』の日本版として、吉本興業・CJ ENM Japan・MCIP Holdingsの共同制作でスタートしました。

番組のフォーマットは、全国から集まった101人の練習生が、歌・ダンス・表現力を競い合い、視聴者=“国民プロデューサー”の投票によってデビューメンバーが決定されるというもの。全12話で構成され、最終的に上位11名が「JO1」としてデビューしました。

1-2. 「国民プロデューサー」が選ぶデビューメンバー

『日プ』の大きな特徴は、プロデューサーの役割を視聴者自身が担うことです。練習生のステージ・パフォーマンス・人柄を見て、毎回投票を行い、メンバーの順位が変動していきます。

このシステムによって、番組の視聴者は“自分が推したメンバーがデビューする”という達成感と責任感を持ちながら番組に参加。SNSを中心に応援合戦が巻き起こり、大きな話題となりました。

1-3. サバイバルオーディションとしての人気と影響力

『日プ1』は、地上波放送はなかったものの、GYAO!での無料配信やYouTubeでの練習生コンテンツにより、10代〜30代の女性を中心に爆発的な人気を獲得しました。

特に、テーマ曲「ツカメ 〜It's Coming〜」のパフォーマンス動画や“推しカメラ”がバズを起こし、「この番組から日本のボーイズグループの歴史が変わる」とまで言われました。

結果的にJO1のデビューにつながり、今なお語り継がれるほどのインパクトを残したシリーズです。

2-1. 豆原一成|最年少センターのダンス少年

  • 生年月日:2002年5月30日
  • 出身地:岡山県
  • 年齢:23歳
  • 血液型:O型
  • 身長:173cm
  • メンバーカラー:赤
  • 魅力ポイント:ダンススキル、素直な人柄、最年少ながらの存在感

オーディション時から高いパフォーマンス力とひたむきな姿勢が評価され、最終的に1位でセンターを獲得。JO1では“エース”として活動。

2-2. 川尻蓮|圧倒的パフォーマンス力の“ダンスマスター”

  • 生年月日:1997年3月2日
  • 出身地:福岡県
  • 年齢:28歳
  • 血液型:O型
  • 身長:173cm
  • 魅力ポイント:プロレベルのダンススキル、ストイックな性格

元バックダンサーという経歴を持ち、常に高クオリティなステージを披露。“努力の天才”として多くの支持を得ました。

2-3. 川西拓実|笑顔が武器の“国民的彼氏ビジュアル”

  1. 生年月日:1999年6月23日
  2. 出身地:兵庫県
  3. 年齢:26歳
  4. 血液型:B型
  5. 身長:170cm
  6. メンバーカラー:ピンク
  7. 魅力ポイント:キラースマイル、安定したパフォーマンス

ビジュアル・表情管理の上手さで注目され、アイドルらしい華やかさを持つ存在。ファン層も非常に厚い。

2-4. 大平祥生|癒し系の優等生、ふわふわビジュアル担当

  • 生年月日:2000年4月13日
  • 出身地:京都府
  • 年齢:25歳
  • 血液型:A型
  • 身長:176cm
  • メンバーカラー:黄色
  • 魅力ポイント:中性的なビジュアル、落ち着いた雰囲気

ステージではキレのあるダンスも披露。ギャップでファンを惹きつけました。

2-5. 鶴房汐恩|オーディション中から話題の“ツンデレキャラ”

  • 生年月日:2000年12月11日
  • 出身地:滋賀県
  • 年齢:24歳
  • 血液型:O型
  • 身長:178cm
  • メンバーカラー:グレー
  • 魅力ポイント:強気な言動×純粋さのギャップ

態度が話題になることもありましたが、実力と成長で人気を確立。“憎めない”愛されキャラ。

2-6. 白岩瑠姫|元ジャニーズJr.の美形王子様

  • 生年月日:1997年11月19日
  • 出身地:東京都
  • 年齢:28歳
  • 血液型:O型
  • 身長:175cm
  • メンバーカラー:白
  • 魅力ポイント:王子様ビジュアル、優れたステージ表現

過去の芸能活動経験を活かし、パフォーマンスに安定感がありました。美しいビジュアルがSNSでも話題に。

2-7. 佐藤景瑚|高身長×ダンススキルで魅せるステージング

  • 生年月日:1998年7月29日
  • 出身地:愛知県
  • 年齢:27歳
  • 血液型:A型
  • 身長:181cm
  • メンバーカラー:キャメル
  • 魅力ポイント:モデルのような体型、センスある動き

ユニークなキャラクターでバラエティ力もあり、グループのムードメーカー的存在です。

2-8. 木全翔也|天然キャラとギャップのあるラップ&ダンス

  • 生年月日:2000年4月5日
  • 出身地:愛知県
  • 年齢:25歳
  • 血液型:A型
  • 身長:171cm
  • メンバーカラー:ライトパープル
  • 魅力ポイント:天然な性格、表現力の高いパフォーマンス

初期は目立たない存在でしたが、課題をクリアするごとに注目度が上昇。まさに“成長型アイドル”。

2-9. 河野純喜|体育会系ボーカル!歌声に定評あり

  • 生年月日:1998年1月20日
  • 出身地:奈良県
  • 年齢:27歳
  • 血液型:O型
  • 身長:174cm
  • メンバーカラー:水色
  • 魅力ポイント:感情を乗せた歌声、爽やかさ

体育会系らしい明るさと、エモーショナルなボーカルで多くのファンを獲得しました。

2-10. 金城碧海|日韓ハーフでクールな魅力

  • 生年月日:2000年5月6日
  • 出身地:大阪府
  • 年齢:25歳
  • 血液型:A型
  • 身長:178cm
  • メンバーカラー:黒
  • 魅力ポイント:ミステリアスな雰囲気、深みのある歌声

目立ったポジションではなかったものの、ダークな魅力でコアなファンが多いメンバーです。

2-11. 與那城奨|頼れるリーダー、安定感あるボーカル力

  • 生年月日:1995年10月25日
  • 出身地:沖縄県
  • 年齢:29歳
  • 血液型:O型
  • 身長:180cm
  • メンバーカラー:緑
  • 魅力ポイント:落ち着いた雰囲気、高いボーカル力

年上メンバーとしてグループをまとめる存在。安定した歌唱力とトーク力も兼ね備えています。

3-1. デビュー確定の11人の最終順位

『PRODUCE 101 JAPAN SEASON1』の最終回(2019年12月11日)で、以下の11名が国民プロデューサーの投票によりJO1としてデビューしました。

順位名前得票数備考
1位豆原一成1,088,413票最年少センター
2位川尻蓮1,051,277票圧倒的なパフォーマー
3位川西拓実1,042,614票ビジュアル人気No.1
4位大平祥生1,002,907票癒し系の優等生
5位鶴房汐恩984,676票ツンデレキャラ
6位白岩瑠姫944,742票元ジャニーズの王子様
7位佐藤景瑚873,309票モデル体型の高身長
8位木全翔也853,162票ギャップで急浮上
9位河野純喜837,722票感情豊かなボーカル
10位金城碧海823,254票クールで神秘的
11位與那城奨820,640票安定のボーカルリーダー

3-2. 練習生全体の中での推移や注目の変化点

最終回では、これまで上位常連だったメンバーが脱落したり、中盤から順位を上げて逆転デビューした練習生も多く、視聴者にも衝撃を与えました。

  • 木全翔也(8位)は序盤は中位〜下位圏でしたが、後半にかけて着実に順位を上げてデビュー圏内に。
  • 白岩瑠姫(6位)は初期から安定した人気を誇っており、全期間通して順位が高かったメンバー。
  • 與那城奨(11位)は最終的にギリギリで滑り込みデビュー。年長者としての信頼感が票を集めました。

逆に、上原潤や中野海帆など、デビュー圏と目されていた練習生が脱落し、大きな話題となりました。

『PRODUCE 101 JAPAN SEASON1』の最終回で惜しくもデビューを逃したファイナルメンバーたち。彼らの多くはその後も芸能活動を続け、再デビューを果たしたり、俳優やモデルとして新たな道を歩んでいます。ここでは、最終順位12位~20位の練習生たちの“その後”に注目して紹介します。

4-1. 12位 宮島 優心(みやじま ゆうご)

PRODUCE 101 JAPAN終了後、JB EntertainmentFuture Passportに所属。その後ORβITとして、2020年11月11日にデビュー。

2022年6月にはミュージカル「マギ‐迷宮組曲」で主人公のアラジンを務めていました。

4-2. 13位 大澤 駿弥(おおさわ しゅんや)

PRODUCE 101 JAPAN終了後、JB EntertainmentFuture Passportに所属。その後ORβITとして、2020年11月11日にデビュー。

2024年には舞台「超ハジケステージ☆ボボボーボ・ボーボボ」に出演するなど、俳優としての活躍も見せています。

4-3. 14位 安藤 誠明(あんどう ともあき)

PRODUCE 101 JAPAN終了後、JB EntertainmentFuture Passportに所属。その後ORβITとして、2020年11月11日にデビュー。

2021年にはABEMAのバラエティー番組「恋するメソッド」にレギュラー出演するなど、タレント活動で活躍を見せています。

4-4. 15位 本田 康祐(ほんだ こうすけ)

PRODUCE 101 JAPAN終了後、吉本興業に所属し、その後OWVとして、2020年4月11日にデビュー。

日プ出演前には、ダンス&ボーカルグループ「White A」のメンバーとして2016年ごろに活動していた時期もありました。

4-5. 16位 佐藤 來良(さとう らいら)

PRODUCE 101 JAPAN終了後、JB EntertainmentFuture Passportに所属。その後BUGVELのメンバーとして、

2020年10月30日にデビュー。

現在はラジオ番組「佐藤 來良のおつまみラジオ」にも出演しています。

佐藤來良のおつまみラジオ|RAIRA (BUGVEL)|AuDee(オーディー) | 音声コンテンツプラットフォーム

一週間がんばったアナタに贈る、金曜夜の癒しのひととき。 ダンスボーカルグループBUGVEL・RAIRA初のソロラジオ。 日々を過ごす中で抱いた、喜怒哀楽さまざまな気持ちやエ…

4-6. 17位 今西 正彦(いまにし まさひこ)

PRODUCE 101 JAPAN終了後、JB EntertainmentFuture Passportに所属。2020 年にはシングル「STRAWBERRY」をリリースし、アーティスト活動で活躍していました。

2023年12月、2024年1月1日よりプロデュース・ディレクション業に専念すると発表し、以降目立った芸能活動はありません。

4-7. 18位 井上 港人(いのうえ みなと)

PRODUCE 101 JAPAN終了後、JB EntertainmentFuture Passportに所属。その後BUGVELのメンバーとして、

2020年10月30日にデビュー。

2024年12月には舞台「ひと」に出演。俳優活動などで活躍しています。

舞台「ひと」へ井上 港人(BUGVEL)の出演が決定! | BUGVEL Official Site

2024年12月に東京・大阪で行われる舞台「ひと」へ井上 港人(BUGVEL)の出演が決定! R ...

4-8. 19位 床波 志音(とこなみ しおん)

日プ終了後芸能活動の履歴はありません。2025年現在、インスタグラム、TikTokでの投稿が続いています。

Instagram

774 likes, 12 comments - shiontokonami on June 1, 2025: "🟦 × ⬜ × 🌳".

4-9. 20位 上原 潤(うえはら じゅん)

PRODUCE 101 JAPAN終了後、JB EntertainmentFuture Passportに所属。その後ORβITとして、2020年11月11日にデビュー。

2025年6月20日、当日をもってORβITの卒業と、所属事務所の退社を発表。以降目立った芸能活動はありません。


これらファイナル脱落者の“その後”からも分かるように、日プ1は脱落して終わりではなく、むしろそれぞれの夢へのスタート地点でもありました。JO1と同様、彼らの活動も今なお多くのファンの支えの中で続いています。

5-1. JO1のデビュー後の活躍(音楽番組・CM・ドラマなど)

JO1は、2020年3月にシングル「PROTOSTAR」で正式デビュー。オリコン1位を獲得し、華々しいスタートを切りました。その後も、シングル・アルバムともに高セールスを記録し続けています。

  • 音楽番組:「ミュージックステーション」や「CDTVライブ!ライブ!」など、日本の主要音楽番組に多数出演。
  • CM・広告:「爽健美茶」「NIKE」「Zoff」など大手企業とのタイアップが続き、イメージキャラクターにも起用。
  • ドラマ出演:與那城奨や川西拓実など、一部メンバーは俳優業にも進出。多方面で活躍の場を広げています。

J-POPグループとしては異例のスピードで多ジャンルに進出し、“JO1の時代”を築きつつあります。

5-2. 海外での活動・グローバル人気の高まり

JO1は日本国内だけでなく、アジアを中心にグローバル人気も獲得しています。

  • KCON出演:韓国・アメリカ・タイなど各国で開催されるKCONに多数出演。韓国語の曲披露も多く、韓国K-POPファンからの支持も厚い。
  • YouTube・Weverse・TikTokなど多言語対応のSNSで積極的に発信し、グローバルファンとの距離を縮めています。
  • 海外チャート:韓国の音楽配信チャートやビルボードジャパンでも高成績を記録。

“J-POP×K-POPのハイブリッド”というポジションを活かし、世界に通用する日本発ボーイズグループとして存在感を放っています。

5-3. 各メンバーの個別活動と今後の展望

JO1はグループ活動だけでなく、個人としての活躍も目立っています。

  • 豆原一成:NHKドラマ出演やソロダンス企画など多彩な才能を発揮。
  • 川尻蓮:振付・ダンス講師としての評価も高く、プロデューサー的な一面も。
  • 川西拓実:主演映画『バジーノイズ』での演技が話題に。俳優業でブレイク中。
  • 與那城奨:バラエティ番組での活躍も増え、知性派アイドルとして認知度上昇中。

他のメンバーもモデル・ラジオ・舞台など多方面で活動しており、今後はソロ活動の本格化も期待されています。

6-1. PRODUCEシリーズが残した影響とは?

『PRODUCE 101 JAPAN SEASON1』は、日本のアイドルシーンにおいて大きな転換点となった作品です。

  • 視聴者参加型の“国民プロデューサー”制度が話題を呼び、新たなファン文化を生み出した。
  • 練習生同士のドラマやリアルな競争が、多くの感動と共感を呼び、アイドルの新しい形を提示。
  • 韓国のアイドル育成システムを日本に導入し、K-POP式の洗練されたパフォーマンスとJ-POPの親しみやすさを融合したグループを誕生させた。

JO1は、その象徴的存在として、今なお第一線で活躍しています。

6-2. 今から見返しても面白い!初心者にもおすすめ

『日プ1』は今からでも十分に楽しめるコンテンツです。YouTubeや公式配信プラットフォームで視聴可能なエピソードも多く、初めて見る人にもわかりやすい構成になっています。

  • 推しが誕生する過程を追えるリアルな感動
  • 韓国式サバイバル番組の魅力を日本語で体験できる
  • JO1の原点を知ることで、現在の彼らの魅力がより深まる

「日プ4」の開催が決定した今こそ、日プ1を振り返ってJO1の魅力と日本サバ番の始まりを再発見するチャンスです!